って…ここ?
……住めるのか?
[元宿屋を前に率直に自衛団員に聞いたが、どうやらそのために整備したらしい。丁寧というべきか。なんというべきか。
とにもかくにも、寒い中立っている趣味もない。
玄関に手を掛けて、扉を開くと、暖かい空気がこちらを誘うように流れ、同時に人の話し声も聞こえてくる。]
……他にもいるんだと思ったけど…仕事熱心だな。
[ぼやくように口にしてから広間へと入る]
― 元宿屋・広間 ―
……やっ。こんにちは
[こんな場所に集められてまず何をいうべきかと一瞬黙った挙句出たのは、いつもどおりの挨拶だった]