[ライヒアルトが隻眼の男性の手を借りて二階に上がっていくのは、心配そうに見送って。
フォルカーとエーファが二階に向かうのは、姉妹仲が良いのね、とこんな時なのになんだか微笑ましく思えた。
エーリッヒの表情とミーレの鳴き声>>144には、ようやく柔らかな笑みで応えることが出来。
彼らが上がっていくのも、お気をつけて、と見送った。
ゼルの苦笑と、やっぱり執事のことを言われるとこちらもくすくすと苦笑交じりに笑みを零し。]
ヴァルター、ゼルに厳しいものね。
…うん、そうね。ありがとう、ゼル。
[続いた言葉には、数度瞬きをした後彼の気遣いに微笑み頷いた。]