―聖堂外―[力仕事には向かない女の身。此処にいても手伝えることはないと分かる。むしろ二人の邪魔になってしまう可能性を思い女は胸で十字をきり、老尼僧の為に聖句を紡いだ。] ――…、せめて、安らかに。[彼女が眠れる事を祈り目を閉じる。ややして、自衛団長に頭を下げて] かあさまのこと、お願いします。[それを頼み、聖堂の中に戻った。]