― 集会場・広間 ―…ええ、と。[タオルを握っている>>150のなら、保父のそれは至極自然な動作なのだろう。問いを向けられて一瞬言い澱む。唯、先刻赤に濡れた指が網膜に焼き付いているからか、立ち上がった彼が外へ出るため傍を通るのを見計らって、小さく問いを投げ]怪我してない?…その手。