―森のどこか―
[こちらの言葉に伏せられた目と、その後の問いに返る言葉に、僅かに「まずった」と言う表情が浮かんで、消える]
……悪い、俺、気に障る事言った、な。
[本当のところは判らない、けれど、そういう所は気にする小説家である。
だけど、その先、異世界の事になるとすぐに好奇心が戻ってくる]
はぁ……古ーい伝承とか集めた本とかに「迷い人」とかそういうのが居たりするんだけど。
それは「ここじゃないどこか」から来た、ってなってるんだよ、な。
ん、だから、にーさん…トロイさんがそういうところから来た、ってのは信じるよ。
その……カード使った技も、こっちにはないしな。
[比較的あっさりと事を受け入れるのは以外に映るかもしれない。
小さい頃から「魔法」と言う「常ならざる物」と親しんだせいで、否定、より肯定する気持ちが勝っていて
……それでも]