何人分必要になるかしら…
[二人の二日酔いが出会うことになるとは知らず、少し苦笑気味だったりもした。
チークもマスカラも、アイシャドウも。色々と説明をし、不安げな様子に、慣れるから大丈夫よなんて笑う。]
自分からしちゃっても良いのよ?
背伸びして、ちゅってね。
[赤くなる様子にからかいの言葉も。
家に戻って化粧を出しながら、驚きの言葉に笑う]
こういう商売だったから、ね。
それに此処に戻ってきたら、向こうのものは手に入れ難いし。
捨てるのももったいないから全部持ってきちゃったのよ。
[そんなことを言いながら、色々と教えて。
春色のやわらかいリップをつけた彼女に、笑って頷いた]