― 二階廊下→ ―
あっ、大した怪我じゃないですよぉ。
ちょっと、擦り剥いちゃっただけで。
[さっきの間>>116の所為で違和感を与えていたなんて知らず。
誤魔化すように、両手を顔の前でぱたぱたと振った。
今度のスカートの丈は膝と同じくらいで、動けば手当のあとがちらちらと覗く]
メーフィエさん。うん、覚えた。
じゃ、行きましょうか。
……って言ってもアタシ、どこ行ったらいいか知らないんですけど。
[エントランスから案内されるまま客室に来て、それ以外の屋敷の中の配置はまるで分からない。
えへへ、なんて笑いながら、一緒に下に降りる事にする。メーフィエさんが辺りを見渡しているのには気づいたけれど、メイドか誰かを探しているのだとばかり思っていた]