[堕ちた意識はゆら、ゆらり。くらい闇をただ漂う。死んだらどうなるか、とか。そんな事は大分前に考えるのは止めていた。何もなくなるだけ──と、そう、思っていたから]…………るせぇよ。[だが、実際には違ったようで。不意に聞こえた、阿呆、という言葉>>109に反射的に返した瞬間、周囲にいろが戻った気がした]