[梢の相棒に向けて笑いかけた後──ふ、と、意識が霞むような心地がした。眠りに落ちるような感触は、村の通りで感じた、引き込むような、墜ちるようなそれではなく。ごく自然に、ふわりと眠りにつくような感触で。どこか心地よい感覚の中で──夢を見た]