─ 厨房 ─
[団長の部屋を出ると、その足で厨房に向かう。
お茶を淹れると言っていた通り、そこには司書の姿があって。
手伝うと声をかけるより早く、>>133耳に届いた歌声に足が止まった。
歌が終わるか、こちらに彼が気付いたか、歌声が途切れるとようやく我に戻り]
あ、えぇと。
手伝えることはある、かしら?
ほら、昨日言ったでしょう。
[そう申し出をして、茶器の準備なり茶菓子の用意なりを手伝おうとして]
…さっきはごめんなさいね。
空気良くないところに巻き込んじゃって。
[聖堂外で、マテウスと自分の様子に気を遣わせたろうと謝りを入れた**]