―中央都市部の辺縁、とある一軒家―[残されていた缶詰で簡単な食事を済ませ、眠っている][久しく見ることのなかった昔の夢を見ていた][スラムを歩く小汚い少年―自分だ―と、その服を掴んで着いて歩く同じようにみすぼらしい格好をした少女][よく覚えている。一日かけてくず鉄を拾って得た僅かばかりの金を、同じストリートチルドレンのガキ大将とその取り巻きに寄ってたかって奪われた日だ]「――――」泣くなよユーディー、明日は食べ物が見つかるよ。次はあんなクソどもに負けるもんか。