─ 広間 ─[昏いものが身の中で渦巻く。必死に押さえ込もうとしても、”役目”を果たせぬことに対する代償は、大きく膨らんで行った。途端、意識が呑み込まれそうになり、目の前が一瞬くらりとする]……………何も起こらねぇからだよ。[ローザからの問い>>156への答えは、低く、吐息程度に小さな音で紡がれた。それを聞き取れたものはどれだけ居たものか。左手の呪印が疼き始めて、ぎり、と手を握り締める]