[ががが、ぎぎ、がしゃ、
と言った具合に機械的な音を響かせ、それに合わせるようにがくがくと小刻みに震え。
暫く後]
けふ
[口から薄い煙を吐いたのを最後に、音はしなくなる――即ち銃器の体内設置が完了した。
緊急時用に手が使えない彼でも良いように、尚且つ誤射がないようにという配慮から付けられていた機能で、本体の機能が停止すれば自動的に吐き出される仕組みにもなっている。
だが事情を知らない者が見れば逆に警戒を与えたかも知れない。
機械犬自身は何食わぬ顔で元の場所に戻り、後の行動は整備士次第になるか**]