― →広間―[シスターがまだ眠っていたとしても、今回は置いて行くことはしない心算だった。借りた個室を簡単に掃除してから、昨夜受け取ったパンの籠を手に廊下へ出、ひとまず広間へ向かう。少女>>158を見かけたのはその途中だったか、広間に顔を出した時だったか]おはようだ、ベアトリーチェ君。昨夜は眠れたかね。[一晩中唸るようだった風の音は、今は聞こえてこない]