……嘘つけ。[ダーヴィッドが残した言葉に二人を見送った後に悪態つく。全く……隠そうとすればするほどに、分かりやすいのだ。あいつも、―――…他のやつも。医務室に残る者達に向き直るとやれやれと肩を竦めて力ない笑みを浮かべ]――…流石に。少し、疲れたな。[笑おうとしてケホ…小さな咳が零れて。ケホ、ケホ…止まらなくなると口元を押さえた。使える薬品を探す…そう呟くと薬品庫へと向かい、扉を閉めてその場に座り込む…。]