[本能だけで動いたから、その隙にスルリと入り込んでいた。
嫌な感覚が爪を伝い腕に、脳に届く]
も。
死闘させられるとか、思いませんでした、に。
[勢い余ってしゃがみこむ。
全身ズキズキ。気付いてしまえば辛いものです]
確かに苛立って最初に吹っかけたのは私が悪かったですけど。
だったら本当にちゃんと説明してくださいよ、もう。
“面白くなりそう”なんていうから誤解深めちゃったじゃないですか。
[恨めしげに言いながら、そっと手を伸ばして白虎の気を注ぐ。
同属性たる金行の気、怪我は癒せなくても多少也と回復力の足しにはなるだろうかと]
まあ、その。
申し訳ありませんでした。
[カク、と頭を下げる。悪いことをした、とは思っているらしい]