ええっと。武器、持ってお姉ちゃんを追わなきゃ。[少女に身を守る術はない。祖父が教えてくれなかったこともある。厨房へと戻って、銀製のナイフを一つ見繕おうと、向かいかけた所で聞こえた挨拶>>157。]ライヒ、お兄ちゃん。[ポツ、と。声の主の名を呼んだ。]