……わたくし、これから、どうしましょう。[ちいさな呟きに、螢火たちはきら、きらり。]ここにとどまっていては、いけないのでしょう、けれど。[ゆけるものは幸い。そんな言葉が過ぎります、けれど。]……でも。でも、できるなら、もう一度……。[あいたいな、と呟いて。蛍袋をきゅ、と両手で握ります。]