―元宿屋・広間―[聞き覚えのある声>>156が聞こえて其方へと振り向く。聞き違いではなかったらしい。見覚えのある顔――ゼルギウスの訪れにぱちぱちと目を瞬かせる]こんにちは。[条件反射のように同じ言葉を返し]貴方も、なの?よくお母様が許したわね……。[薬師である彼の母の溺愛っぷりを知っていたから一人らしい彼に思わずそんな言葉が漏れた]