[朝から甘いものしか口にしていないが
カルメンにとってはよくある事だから気にも止めない。]
ご馳走さまでした。
[満足そうに一つ息を吐いて手を洗う。]
さあて、食べた後は動かなきゃ。
まずは此処のお掃除しちゃいましょ。
[ストールを折り畳み調理台の片隅に置いて
床を掃いてから布巾で隅々まで磨き上げる。
週に一度、二度、聖堂を訪れては
こうして目についた場所の掃除をして帰るのがお決まりになっていた。]
そろそろ水も汲んでおいた方がいいかしら、ね。
[水桶の一つを持ち出して厨房にある勝手口から
井戸へと足を運んだ。**]