― 二階廊下→大広間 ―
[毛布を持って客室から出た時、アレクセイ>>126から返ってきたのは苦笑。
何のことかと瞬いたが、彼の言葉でその訳は知れた。]
……そうね。あたしも身体冷やしてたんだった。
大丈夫な気がしてるだけ、ってこともあるし、気を付けます。
その……ありがとう、ございます。気に掛けて下さって。
[先程言われてしまったこと>>125もあり、きまり悪そうに眉を下げて笑み一つ。
その後オリガだけでなくサーシャのことにも話が及べば、はっと気づいたように瞬いて、それから頷いた。
具体的に何を想っているかはともかく、あの青年がオリガを気に掛けているらしいこと自体は察せられたから。]
貴方も、自分にも優しくして。
[アレクセイが毛布を取りに向かった客室は、彼自身の部屋じゃないかと思ったこともあって。
そんなことを小さく零しながら、大広間への道を辿った。]