─ブリジットの部屋前─[立ち竦むようにその場に立つ自分に声をかけたのは幼馴染。人狼、と。そして娘の名を聞けば、流石に表情は青くなる。]……ブリジットちゃん、が……。[流石に中には入れず、悼むよう目を伏せて。夫の行方を聞けば、顔色悪いままそれでも安堵の息を付いた。気遣うような言葉と伝言に、固い笑みは辛うじて向けられた。]……ありがとう。[それでも棒のように足は動かず、暫くその場に居れば人が集まってきた。]