速さは、オレの一族の身上でいっ!
[小柄だから速いんじゃない、と主張しているようです]
って、と、お?
[打ち込んだ一撃は、予想外の感触に受け止められる。
戸惑うところに、押し上げる力と、飛来する針]
……ちっ!
[感覚器官をやられるわけには、と左手をロッドから放して手を翳す。腕に、4本の針が突き立った。
片手を放せば当然押し込む力は弱くなるが、こちらは押し上げる力に逆らわず。大気流を操り、それで身体を支えつつ後ろに跳んで着地した]
れでぃ〜? どこに、そんな殊勝なモンがいるんだっての!
[言いながら、低く身構え。
足元へ向け、薙ぎ払いの一閃を打ち込んだ]