―宿直室―学長、ねえ、学長……。俺、来ない方が、よかった……。[顔をあげて学長を見据えた。その時アズマはどんな表情をしていたのだろうか。自分ではわからなかった。]俺、ひきこもって、たかった……!学校なんて!来るんじゃなかった!外なんてでるんじゃなかった!!ずっと閉じこもってればこんなこと無かった……。[そしてもう、学長の顔は見ない。説教されても罵倒されても、歯を食いしばって目をそらし続けた。]