― 夜/井戸端 ―[アーベルは、その問いにどう答えたか。いずれにせよ、男は、水を汲んで戻る彼を見送り、自分も建物に戻ろうとして、外に出て来たエルザ>>117と擦れ違った]ぼーっとしてっと、危ねえぞ、エルザ。[擦れ違った相手の顔も見えていない様子に、呆れたように声はかけたが、返事を期待していたわけではなく、そのまま建物に入り、まっすぐに自室へと戻った]