─ 聖堂 ─
[見ているだけで苦しいのに、アーベルとカルメンから目が離せない。
ミリィやライヒアルト、エルザの様子に意識を向ける事もせず、誰かが此処に着いたとしても視線は逸らさぬままに]
…あぁ、
[やっぱり気付いてたのね、と。
>>161カルメンの言葉に、ため息のような声を一つ落とした後。
>>162こちらの呟きに苦笑したアーベルの答えと、次いで紡がれた願いに目を伏せて]
…解った。
でも、無理には、連れていかないわよ。
[エルザとミリィから見届けたいと言われたなら、この場に居させると返し、出ていくその背を見送った]