─ 広間 ─
[震えを感じ、身体を庇う様に腕を抱く。
その間にも広間に居合わせた皆は、ギュンターから言われた事について言葉を交わしている。
>>128『場』が出来た、とか>>143光の者、とか声は聞こえるけれど、上滑りする様に頭に入ってこず。
どうして皆、そんなすぐに話しあえるのか、信じられないで狼狽えているのは私だけなのか。
誰かに助けを求めたくてもどうしたらいいか分からない、そんな思いで視線を巡らせれば>>141オトフリートと目が合って]
…歌い手さんは。
どんな風に、殺されていた、の?
[女の目からは、ギュンターの言葉を受け入れているのは外に出ていた人達が主に見えて。
その死を間近に見たことで、ギュンターの言葉が信じられるのかもしれないと思い、問いかけた*]