─ 集会場 外 ─
Während des Zuhören einem Lied des Windes aufmerksam, um im Himmel zu klingen.
Diese Stelle, wo du auf den Punkt wartest, daß du dich entfernt sehnst, und ist berühmt....
[広間で子供の頃の話が出ていたり、何やら思い浮かべられている、などとは知らず。
鎮まらない気を紛らわせるよう小声で歌う。
なお、子供の頃は、『他所から来た』と『置き去りにされた』の二点から不安定になっており、しょっちゅう騒ぎを起こす問題児であった、というのは、余談]
Ich gebe ein Lied mit Gebet.
Zu einem blauen Himmel.
Von mir, daß ich Gedanken ankomme und hier zum Himmel allein bin...
[自分の実の親の事は、ほとんど記憶にない。
辛うじて残っているのは、この歌を歌っていた姿だけ。
逆に言えば、この歌と、幾つかの私物が、そこへと繋がるものである、と言えるのだけれど。
その人たちの事を知っていた老神父も亡くなった今となっては、辿る術も尽きたと言っても過言ではなかった。
もっとも、辿れたとして、そうするかどうかは、自分でもわからない、けれど]