[同じようにみなかったことにする人>>164に其れがいいと何度も頷いた]
―― やっぱり、たべなれた、ものがいい、よね……
[共犯者めいた視線をうけて、泣き濡れた瞳を細めた。
世間知らずなバンシーは100年ほど前のセイレーンの噂もしらず。
そして泣きすぎて声がかれることもあるバンシーにとってはしゃがれた声など気にすることもなく。
穏やかにうんうんとうなずきを返すだけだった。
ミルクティーを飲み終わり。
同じ鮮やかさでも、りんご飴の鮮やかな赤は気にならないから、それを手にして。
そっとレイスにも差し出してみた]
えと……どうぞ。
[誰かに何かを勧めるなんてめったにないから、ちょっと恐る恐るだったのは仕方がない**]