なんだ?[途切れた言葉の先を訝り、問う。青年はしばし、言葉を探すように沈黙し、それから]「……流出は、させるなよ?」[今度は、と。ぎりぎり聞こえるか聞こえないか、という大きさで付け加えられた一言に。浮かべたのはただ、楽しげな笑みだった。**]