─ 屋敷の外 ─
あ、あの。
井戸まで、お願い、します。
[気にしないと言ってくれるソフィー>>132の笑顔に、ほっとして仄かな笑みを浮かべる。
すたすた歩いていくグレンに桶を運ぶ先を伝えていなかったと気付くと慌てて声をかけて、後をついていく。]
えと。
お二人とも、ありがとう、ございました。
ここまで、運んでもらえたし、後は、一人で出来る、から。
[井戸まで桶を運んでくれたグレンと、一緒に来てくれたソフィーに向かい頭を下げる。
この場を離れようとするソフィーの行く先に気付くと、屋敷に飾る花を新しいものに換える必要があったことを思い出して声をかけた。]
あの、ソフィー、様。
お時間、ある、時。
お花を少し、分けてもらえます、か?