[やがて、シーツに包まれた老尼僧が降ろされる。
揺れるその体を支えるくらいは出来たかもしれない。
団長が検分をしてマテウスと話すのは、邪魔にならないように下がって聞いた。
何より、シスターの状態が気になったから]
………
[思っていた以上の状態に目を伏せる。
「獣による傷に似ている、だけど、獣にこんな事は出来ない……」
そんなマテウスの言葉>>161に顔を上げ、すぐに伏せて考える。
やがて零れた団長の言葉、それに続くやり取り>>162に驚いて瞬く]
ギュンターさん、何か……
[問おうとした所で団長の指示がマテウスに飛ぶ]