─ 広間 ─[周囲に飛び交う話題に、す、と天鵞絨が細められる。疑わしきを裁くは、自身も用いた論法。故に、他者のそれを否定するつもりはない、が。疑いの流れ先、その一方は、と。そんな思いから、自然、宿る険しさは増した]…………。ああ。叶う限りは。[エーリッヒの言葉>>166には、短くこう返す。お前が無事な間はな、とは。言葉にならず、心の内にのみ落ちるけれど]