[アーベルの了承の頷きに、目許和ませこくと頷き返す。厨房を借りて用意するのは紅茶をカップに人数分。ミルクと砂糖、それにスプーンがそえられる。持ってきたアプリコットのジャムの瓶もあるがどう頑張っても開けられず仕舞いで暫し其れを睨む]――と、こんな事してたら冷めてしまうわ。[二度に分けて紅茶を食堂に運び]あたたかい紅茶でも、どうぞ。[と、そこに集まる人にそれをすすめる声を掛けた]