発端は手紙が来て…なぁ…まぁ…原因はそれだけじゃないようだが
まともなようでまともじゃなかったしな
[三日前の出来事を軽く思い出しながらも、紙に書かれている内容。己が護衛した依頼主は巧妙に嘘を重ねた。虚の存在であった文面を読む]
あのクソ爺…どこで調べたんだか…こっちの国に来る前のことは調べれんとは思うんだがなぁ…ただの偶然か?
[それを知る術は残されているのかどうか]
…ま、癪ではあるが、依頼主は依頼主ってことか
[最後にもう一度文面を眺める瞳の奥には、ほんの一瞬。*朱金の輝きを宿していた*]