─ 談話室 ─[お茶を淹れてパイを勧めた後は、カップを片手に窓辺近い気に入りの場所へと落ち着く。交わされる親子のやり取りはどこか温かくて、ふ、と天鵞絨に柔らかな色が浮かぶものの]…………。[直後に、頭の芯が痛むような心地がして、その色はとけて消える。少女の問いかけ>>170はそれと前後して届き、青年の意識を現実へと向けた]いや、俺は後から。[老尼僧より先に食べるのは、少しだけ気が引るから、との理由は口にせず]