ライヒアルト。教会に戻ったら、報告した方がいいわ。その秘術とやらは使い物になりません。ってね。
[眉をしかめてライヒアルトを睨んだ。
半分本気で、もう半分は自分に人狼の疑いが向けられた苛立たしさから言っている。
そしてアーベルが現れたのに気づくと、そちらを見て声をかける。]
ねぇ、アーベル。やっぱりライヒアルトは違ったわ。
貴方が言ってた「もう一人」は、まだ人狼を……
……あら、そうなの。困ったわね……。
[アーベルが、「もう一人」について話すのを聞いて。人狼は見つからなかったのかと内心落胆した。]