[ハーヴェイに釣られるように、おぼろげながらかつて父をたずねてきた人物が記憶の片隅に浮かび上がる]
たしか……冬……そう、雪が酷かったときに!
お久しぶりです、まさかこんなところで父のお知り合いに会えるなんて…。
[父はセシリアを部屋から出して来訪者と長い時間難しい話をしていたのだ。
雪が酷いため外に出られず、自室にこもって寂しい思いをしていたことを覚えている。
その後3人で食事をして、拗ねる自分に小さなチョコレートをくれたような気がする]
あの、父の行方をしりませんか!?
数年前に急にいなくなってしまって……。
それでわたし、父の著書を探せば何か手がかりがつかめるんじゃないかって…それで、ここまで…!
父は、父は人狼の研究を…?