― 地下一階 ―[地下室になど今まで立ち入った事のない男には、ふつーに>>153、と言われてもぴんと来るわけがなく。 そんなものか、と曖昧に相槌だけを打つ。 階段を降りるにつれ、空気は徐々にひんやり冷たく。]なるほどなぁ……日が当たらない、上よりも涼しいなら、モノを保存するにはちょうどいいんか。[納得しつつ歩いてく。 最初の扉は、ベルナルトの予想通りの貯蔵庫。] 飢え死にの心配はいらなそう、か……。[だからといって、素直に喜べる気分ではないのだが。]