─ 三日目朝/黒珊瑚亭・食堂 ─
そぉねぇ……ぼくも、思ってなかったわぁ。
[この状況も、自覚した役目も。
これまでは想像も出来なかったから、つい、ため息が落ちる]
無理しない、はいいんだけどぉ……もう、そういう寂しいこといわないのぉ。
[甘え方がわからない、という言葉>>164に、零れたのは先とは違う意味合いのため息。
それから、避けられないならつん、と軽く額をつついて]
……ユディちゃんは、ぼくと違って綺麗なんだから。
もっと周り頼って、寄りかかっていいと思うのよぉ?
[冗談めかした口調で言って、笑う。
少女が何者か、知る術は自分にはない。
生ける者の判別はできぬから。
けれど、亡骸を前に二度、崩れた様子は疑惑を向けるのも難しく。
願いも込みで、人であってほしい、とそう、思っていた]