[そんな中で響く、漆黒のもふもふの声>>166]
「おー、やってるやってる」
『相変わらずやな』
[漆黒九尾とゼルギウスとのやり取りを見て、暢気に笑うトリスタンと盟約龍。
元々楽観的なのもあり、この程度では動じませんでした]
『そーいや、もふらいおんがまた出とったんやな。
………おいトリス、ティルん服』
「ん? ……ありゃ、ポケット入れてやんの。
おーい、これ先に渡しとくな。
直接お前に渡しといた方が良さそうだ」
[そう言ってトリスタンは、ティルの服のポケットから出した金色の欠片を2つ、人型へと転じた宮廷占星術師長に投げます。
金色の欠片は、光を反射させながら彼の元へと飛んで行きました]