― 宿直室前 ―[一之瀬>>173の手を握り返し、髪を撫でられる感覚にほんの少し落ち着いて]蛍子先輩……ありがとう……[小さく告げる。 一之瀬もきっと恐さを感じているはずだとは思っても、気遣う余裕はなくて、ただ感謝だけを伝えて。 宮町>>174の言葉にそうだよね、と返し]わかんない、よ……どうしてか、なんて……[どうして高峰なのか。 どうしてこんなことに巻き込まれたのか。 そんな疑問はうず巻くけれど、きっと誰も答えを持っていない。]