[何の話か聞かれて]
ああ、パンのことだよ。新作キノコをゲルダが使えないかとか、そういう話。
[嘘は言ってなかった。
煙草の話には二人の話を聞くだけに、目を輝かせて、緑色のキノコを見る様子に頷いて、ゲルダが摘んで食べる様子を見ていたり。
その反応は意外なもので、自分も珍しく驚いたような様子を見せていた]
ゲルダに…嫌いなものが…
[何度かゲルダと緑色のキノコを見比べてから]
うん、誰にでも嫌いなものってあるんだな。
[イレーネの視線を受けてそんな言葉を呟き、そこで煙草用のキノコの事を思い出すと]
乾燥小屋にまだあるから、パンキノコの粉、積み込むついでにとってくる。荷車は、いつもの場所?
[3人にはそういい残し、ゲルダに確認をしてから乾燥小屋の方へと向かった]