[動体視力を頼みに、紙一重を狙い放った一撃。だけど水の柔軟な動きには敵わなくて。かわし過ぎた正面からの水蛇、その腹が曲がり進路を食い止める]くっ![後もう少し、と言う所で剣先は届かず、僅かにその豊かな胸元を掠めるように過ぎただけ。急ぎ後ろに引くも斜め後ろから迫る両側の蛇、そして上からの大きな顎は浮遊で逃げるコトすら許さずに]――――……!!![声は水に飲み込まれ、くぐもるように響き。やがて水の蛇が引いた後、口から水零し気を失った姿が*残った*]