─ 黒珊瑚亭 二階・五号室 ─
どした?
[なにやら首を傾げている>>32のに気付き、何かあったかと問いかける。
繋がれた言葉には、軽く瞬き]
まぁ、ユリだからってのもあるけどさ。
居るはずのヤツが居なかったら、探すだろ?
[親友じゃなくてもこうしたはずだと言外に伝えて。
謝らせろ、というのには苦笑の色が濃くなった]
わかった、んじゃ好きにすりゃいいさ。
そん代わり、俺にも謝らせろ。
[わしわし、と強めに月色の毛並みを乱しながら笑って。
知ってて同じだったのか>>33と言うユリアンの耳がへなりと垂れた>>33のを見ると、ん、と月色に寄りかかるように座って]