― 大広間 ―[カートを引く音>>173に顔を上げる。炎の赤は残滓となり網膜に余韻を残すがそれもすぐに消えて普段と変わりない視界。濡れた服も暖炉のお陰で乾いてきていた。席を立ちサーシャとメイドの方へと歩み寄る]良い香りですね。[落ち着く紅茶の香りが鼻孔くすぐるを感じて綻ぶような笑みをそちらに向けた]