何かあれば、嬉しいですけど……あ、お帰りなさい。[繕うように続けた言葉の途中で、サーシャさんが戻って来た。声を掛けながら一瞬また前髪に目が行くけれど、すぐに意識は無表情な同行者の方へ向かう。この人さっきのメイドだっけ、なんて考えていたボクは、抱かれている警戒心>>173にも気づかずに]よかったら、もらいます。[勧める言葉に、笑顔で頷いた]