[そしてカルメンに続いて歩き出そうとしたところで、彼女の姿が不意に消え。]
え?
ちょ、カル姉!?
カル姉、無事かー!?
[慌てて見れば眼下にあったのは深い穴。
返事がなければ自分も飛び降りるつもりで声をかけたところで後ろから探しに行くつもりだった人の声がかかり。]
へ?
…ベル先輩!そっすね、無事で何より。
あぁ、カル姉がこの下に。
[落ちたみたい、と言いかけたところで穴の中から聞こえた声にほっとした表情を浮かべ。
すぐに上がってくるという言葉通りに程無くふわふわエレベーターで上がってきたカルメンにお帰り、と笑いかけた。]