─ その後 ─
[一先ず、進むべき道筋を定め所で。
最初に手を付けたのは、団長の持参した中央からの書状の確認だった]
……おーお、予想通りです事。
ま、そういう事なら遠慮も容赦もいらねーな。
[記されていた名には覚えがある。
故に、浮かんだのは、どこか冷たい笑み]
さーて、それじゃあ……頑張って、労働しますかっと。
[橋が修繕されれば、自衛団と共に教会の関係者もやって来るだろうから。
その前に、彼らが亡骸を検分できないような状況を作らなければならない。
書状は自分の私物の中に紛れさせ、ゲルダにも手紙の事は知らないように、と口裏合わせを頼んでおいて]