[アーベルが美人と称した二人の戻りにつと顔を上げた。
ゲルダとエルゼリートの遣り取りに思わず笑みが零れる。
暫く村を離れていた二人に向ける言葉は今更かもしれないが]
おかえりなさい。
[おっとりとした声音で紡いでみせる。
外に出た二人が村に戻るたびに向ける言葉は変わらぬもの。
ゲルダからの言葉>>179にはふるふるとヴェールを揺らし]
ゲルダさんが謝ることありません。
お心遣いありがとうございます。
[彼女の気持ちだけでも女にとっては十分過ぎるほど嬉しいのだろう。
笑み湛えたまま感謝の言葉を彼女に伝えた。
ゲルダに釣られるように一度厨房の方へ視線を向ける]
ゲルダさんのお墨付きならきっと美味しいお茶になりますね。
頂くのが楽しみです。